マテ茶とは
これは、マテ茶。
南米のお茶。ひょうたんの器に茶葉をぎっしり詰めて、金属のストローで飲む。
マテ茶とは
南米のお茶。ひょうたんの器に茶葉をぎっしり詰めて、金属のストローで飲む。
一杯目
お湯は数口ぶんだけ。すぐ飲み終わる。味は濃くて、苦い。
カフェイン 31–78mg / 200mL
おかわり
葉はそのまま、お湯だけ足す。二杯目、三杯目。味はだんだんまろやかになる。
七杯目
一度詰めた葉で、七杯は飲める。
コーヒーは一杯で終わる。マテ茶は終わらない。
これは何か
マテ茶 完全ガイド
マテ茶は南米原産の植物 Ilex paraguariensis の葉を使った飲料です。カフェインを含み、ホットでも冷たいテレレでも飲まれます。このページには文化から始め方までをまとめましたが、効果の話は根拠があると言える範囲を超えて書いていません。
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約31〜78mg/1杯(約200mL)・約78〜196mg/500mL
マテ茶の効き目の中心。量は湯温や抽出時間で大きく変わる
クロロゲン酸類などを含む
コーヒーにも多いクロロゲン酸類が中心。含まれていることと効くことは別の話
0.3〜0.9%(乾燥重量)
苦味と泡立ちのもと。ヒトでの効果はまだ研究段階
特徴
約31〜78mg
カフェイン / 1杯(約200mL)の目安
カフェインを含むので、眠気対策に使えます。ただし量は淹れ方で大きく変わるため、コーヒーなどと合わせた総量で考えてください。
成分あり
クロロゲン酸類など
クロロゲン酸類などを含みます。ただし、含まれていること自体は健康効果の証明にはなりません。
3
始めやすいスタイル
伝統式、ティーバッグ、冷たいテレレから、味の好みと手間に合う形を選べます。
温度
IARCは『65℃を超える温度で飲む飲料』をグループ2Aに分類。マテ茶固有というより飲料温度の問題で、飲用時は65℃未満まで冷ましてから飲みます。
成分
| 飲料 | カフェイン量(参考値) |
|---|---|
| マテ茶 | 約31〜78mg / 200mL |
| コーヒー | 抽出条件で大きく変動 |
| 緑茶 | 製品・抽出条件で変動 |
| 紅茶 | 製品・抽出条件で変動 |
| エナドリ | 製品差が大きい |
比較
コーヒー、緑茶、紅茶、エナジードリンクと並べて、数値と条件で比べます
| 項目 | マテ茶Yerba Mate | コーヒーCoffee | 緑茶Green Tea | 紅茶Black Tea | エナドリEnergy Drink |
|---|---|---|---|---|---|
| カフェイン量(参考値) | 約31〜78mg / 200mL | 抽出条件で大きく変動 | 製品・抽出条件で変動 | 製品・抽出条件で変動 | 製品差が大きい |
| 砂糖なしのカロリー | ほぼ0 | ほぼ0 | ほぼ0 | ほぼ0 | 無糖かどうかで大きく変わる |
| 主な飲み方 | ホット / テレレ / 伝統式 | ホット / アイス / ラテ | 湯出し / 水出し | ストレート / ミルク | 缶・瓶が中心 |
| 比較時の注意点 | 温度と総カフェイン量の管理が前提 | 焙煎・抽出で味と量が変わる | 茶種と抽出条件で差が出る | 茶葉と抽出条件で差が出る | 糖分・香料・カフェイン量は商品依存 |
二つの顔
黄緑色
すっきり爽やか・草木系の香り
茶褐色
香ばしく飲みやすい
健康効果
評価:A=確かな根拠 / B=ある程度 / C=限定的 / D=研究段階
ある程度
眠気軽減や覚醒の根拠の中心は、マテ茶に含まれるカフェインによる一般的な作用です。『マテ茶が他のカフェイン飲料より穏やかで長く効く』までは確認されていません。
ある程度
RCTのメタ解析では、食後血糖・HbA1c・HOMA index で改善方向の結果が報告されています。ただし研究数は少なく、空腹時血糖では有意差がありません。
限定的
個別研究の報告はある一方、RCTメタ解析全体では total cholesterol / triglycerides / HDL-C / LDL-C に有意差は示されていません。
限定的
BMI と腹囲はメタ解析で有意差が確認されていません。体脂肪率や脂肪量の報告はあるものの、減量の主役として断定できる段階ではありません。
研究段階
クロロゲン酸類やサポニンの含有は確認されていますが、『抗酸化 = 健康効果』と単純化はできません。臨床指標での評価はまだ限定的です。
安全
淹れる
南米の本場では、ゴード(マテ壺)にたっぷりの茶葉を入れ、同じ茶葉に何度もお湯を注ぎ足しながら、ボンビージャで吸って飲みます。
01
ゴードの2/3〜3/4まで茶葉(イエルバ・マテ)を入れる。日本の茶の感覚では完全に入れすぎだが、これが正しい量。
02
ゴードの口を手のひらで覆い、ひっくり返して軽く振る。細かい粉が上に集まり、天然のフィルター層になる。
03
ゴードを45度に傾け、茶葉を片側に高く寄せる。この傾斜を「モンターニャ(小さな山)」と呼ぶ。
04
山の低い側(谷)に常温の水を少量注ぎ、茶葉を膨らませる。山の高い側は乾いたまま残す。
05
湿らせた谷の部分にボンビージャを差し込む。一度差したら大きく動かさない。
06
70〜80℃のお湯を谷側に注ぐ。山の乾いた部分は残しておき、お湯を注ぎ足すたびに新しい風味を引き出す。
飲み方
5つの方法から、合う飲み方を選べます
分量目安:茶葉:壺の6〜7分目(3/4程度)
用意するもの
手順
分量目安:伝統式と同量
用意するもの
手順
分量目安:ティースプーン1杯×人数分
用意するもの
手順
分量目安:1袋/カップ
用意するもの
手順
分量目安:茶葉10g + 湯250mL
用意するもの
手順
コツとマナー
覚えておきたいコツ
70〜80℃を目安に。熱すぎると苦味が出やすく、飲用時は65℃未満まで冷ます
同じ茶葉に何度かお湯を注ぎ足して飲める。味が抜けた状態を「ラバード(洗い流された)」と呼ぶ
一度差したら動かさない。動かすと微粉が詰まり吸えなくなる
お湯は常に谷側に注ぐ。山を崩すと全体が一度に抽出され、すぐに味が薄くなる
本場のマナー(ルンダ)
最初の一杯は苦すぎる場合があるため、品質チェックを兼ねる
まだ飲みたい場合は何も言わずにゴードを返す。お礼を言うと打ち止め
動かすのはセバドールだけの権限。触ると詰まりや風味劣化の原因
ズズッと音が出るまで飲み切る。音が出ても失礼にはあたらない
何を揃える
そろえ方は3通り。
ティーバッグ派
まずはローストが入りやすい
普通のカップで十分
沸かして冷ます手間が省ける
合計目安:手持ち次第で低コスト
伝統式セット
初心者はステンレスか陶器が手入れしやすい
先端にフィルターが付いた専用ストロー
最初は少量からでもよい
沸騰後に少し冷まし、70〜80℃程度で使う
ケトルに温度表示がなければあると安心
500gの茶葉を湿気から守るため
合計目安:器具の選び方で変動
冷たいマテ派
グリーン(ノンロースト)がテレレ向き
500mL以上がおすすめ
茶葉をこせればどちらでも使える
たっぷり使う
爽やかな風味を加えられる
合計目安:手持ち次第で始められる
始め方
初めてなら、ローストマテのティーバッグがおすすめ。飲みやすく、器具も不要。
75〜80℃のお湯をカップに注ぎ、ティーバッグを入れて2〜3分蒸らすだけ。
飲むときは65℃未満を目安に。苦く感じたら蜂蜜やレモンを足すと飲みやすくなります。
選ぶ
アルゼンチン系の定番銘柄。ティーバッグから茶葉へ進みたい人向け。
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大容量のパラグアイ系茶葉。日常的に飲む人の候補。
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ロースト系ティーバッグ。香ばしい方向で試したい人向け。
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伝統式を試すためのスターターセット。
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よくある質問
マテ茶を始める前に 知っておきたいこと。
はい、含まれています。1杯(約200mL)あたり約31〜78mg、500mL換算で約78〜196mgです。抽出条件(温度・時間・茶葉量)で大きく変わるので、コーヒーなど他のカフェイン源と合算して考えてください。
日本では輸入食品店、Amazon・楽天市場などのECサイト、マテ茶専門店のオンラインショップで購入できます。初めての方には、器具なしで始められるロースト系ティーバッグが手軽です。
マテ茶の味は種類によって異なります。グリーンマテはすっきり爽やかで草木系の香りがあり、独特の苦味・渋みがあります。ローストマテは焙煎により苦味がマイルドになり、香ばしく飲みやすい味わいです。初めての方にはローストマテがおすすめです。
健康な成人の総カフェイン量の一般的な目安は1日400mg以下です。妊娠中は200mg/日未満、授乳中は300mg/日前後を目安にし、マテ茶以外のコーヒー・茶・エナジードリンクと合算して調整してください。
妊娠中のカフェイン摂取は1日200mg以下が海外機関の推奨です。マテ茶はカフェインを含むため、飲む場合は少量にとどめ、他のカフェイン源と合わせて管理する必要があります。心配な場合は医療専門家にご相談ください。
グリーンマテは未焙煎で、青い香りと苦味・渋みが出やすいタイプです。ローストマテは焙煎で香ばしく、飲みやすくなります。迷ったらローストです。
読む
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