毎日飲む前に確認したいのは、1日のカフェイン総量、飲む時間帯、飲む温度の3点です。マテ茶は南米の植物 Ilex paraguariensis の葉から作るカフェイン飲料で、1杯あたりのカフェイン量は商品や抽出条件によって変わります。
健康によさそうという印象だけで量を決めず、コーヒーや緑茶も含めた合計で考えてください。初めてなら、いつもの一杯と差し替えて体調を確かめるのが基本です。
先に結論:総量・時間帯・温度を見る
- 総量:マテ茶だけでなく、コーヒー、緑茶、エナジードリンクなど、その日に摂ったカフェインを合計する
- 時間帯:睡眠への影響を確かめるまでは、夜を避け、昼食後から早めの午後に試す
- 温度:いれたてを急いで飲まず、口に含んで熱いと感じる状態を避ける
この3点を守っても落ち着きのなさ、手の震え、動悸、不眠などが出た場合は、飲むのをやめて量と時間帯を見直してください。(MedlinePlus)
1杯のカフェイン量を固定値で考えない
マテ茶にはカフェインが含まれています。ただし、「1杯で何mg」と一律には言えません。商品、茶葉量、抽出時間、湯量、継ぎ足す回数によって変わるためです。IARCに収載されたデータでも、抽出条件によって幅があります。(NCBI Bookshelf)
MedlinePlusとFDAは、健康な成人では1日400mgまでのカフェイン摂取は一般に悪影響と関連しないと説明しています。一方で、影響の出方には個人差があります。マテ茶1杯の数字だけを追うより、ほかの飲み物や食品も含めた1日の総量を確認するほうが実用的です。(MedlinePlus)
飲む時間は睡眠への影響から決める
MedlinePlusによると、カフェインは摂取後1時間ほどで血中濃度がピークに達し、作用が4〜6時間続くことがあります。夜の睡眠が浅くなりやすい人は、就寝に近い時間を避けてください。(MedlinePlus)
初めて試すときは、朝のコーヒーに追加するより、午後の一杯と差し替えると変化を比べやすくなります。飲んだ時刻と、その夜の寝つきや眠りを数回確かめ、自分に合う時間を決めてください。
熱すぎる状態で飲む習慣を避ける
IARCは、非常に熱い飲み物と食道がんのリスクとの関係を評価しています。同機関は「非常に熱い飲み物」をおおむね65℃超とし、問題の中心は飲み物の種類より温度にあると説明しています。マテ茶だから危険という意味ではなく、熱すぎる状態で飲み続けないという注意です。(IARC)
いれたてをすぐ飲まず、少し冷ましてから口にしてください。温度計がなくても、口に含んだときに熱さを我慢するような状態は避けられます。
妊娠中・授乳中は合計量を慎重に確認する
妊娠中について、ACOG(アメリカ産婦人科医会)はカフェイン摂取を1日200mg未満に抑える目安を示しています。MedlinePlusは、カフェインが胎盤を通過し、授乳中には少量が母乳へ移行すると説明しています。(MedlinePlus)
マテ茶だけでなく、コーヒーや緑茶、チョコレートなども含めて合計してください。妊娠中、妊娠を予定している時期、授乳中で判断に迷う場合は、習慣にする前に医療者へ相談してください。
持病や服薬がある場合は自己判断で増やさない
睡眠の悩み、不安症状、胃食道逆流症(GERD)、不整脈、高血圧などがある人や、薬・サプリメントを服用している人は注意が必要です。MedlinePlusも、カフェインを制限すべきか専門家へ相談するよう案内しています。(MedlinePlus)
「少量なら必ず安全」とは限りません。体調や治療内容によって判断が変わるため、自己判断で杯数を増やさないでください。
初めて飲むときの4つのルール
- まずは1日1杯にする
- コーヒーや緑茶に追加せず、いつもの一杯と差し替える
- 夜を避け、昼食後から早めの午後に試す
- いれたてを少し冷まし、体調や睡眠に変化がないか確かめる
味を選ぶなら、香ばしいローストタイプと、草のような風味のグリーンタイプがあります。安全性の判断は味の種類では変わりません。どちらもカフェイン飲料として扱ってください。
まとめ
マテ茶を毎日飲むなら、1杯の数字だけでなく、1日のカフェイン総量、飲む時間帯、飲む温度を確認します。妊娠中・授乳中、持病や服薬がある場合は、必要に応じて医療者へ相談してください。
最初は午後の一杯と差し替え、体調と睡眠への影響を確かめます。健康イメージを理由に量を増やさず、自分が無理なく飲める範囲を決めてください。