マテ茶が気になっても、実際には「そもそも何のお茶なのか」「どんな味なのか」「コーヒーの代わりになるのか」が分かりにくいまま終わりがちです。しかも、マテ茶は「飲むサラダ」のような言葉だけが先に広まりやすく、飲み物としての基本が置き去りになりやすいです。
でも、初心者が最初に押さえるべきなのは、栄養イメージよりも、原料、味、種類、カフェイン、飲み方です。ここが分かると、マテ茶が自分に合うかどうかをかなり正確に判断できます。
先に結論を言うと、マテ茶はコーヒーの完全な代わりではありません。ただし、無糖で飲める別のカフェイン飲料がほしい人にはかなり相性がいいです。この記事では、マテ茶の基本を最初から整理したうえで、コーヒーの代わりとして向いている場面と、失敗しにくい始め方までわかりやすく解説します。
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選び方や使い方を実用ベースで整理
執筆
MATE編集部
確認
MATEリサーチチーム
公開日
2026年3月2日
更新日
2026年3月7日
まず、マテ茶の基本を短く整理します
- マテ茶は南米原産のマテの葉から作る飲み物で、緑茶や紅茶とは原料が違います。- 味は大きく分けてグリーンとローストがあり、初心者はローストのほうが入りやすいです。- カフェインはあります。お茶だから軽い、と決めつけないほうが正確です。- ホットでもアイスでも飲めて、暑い時期はテレレのような冷たい飲み方もあります。- 初めてなら、ローストタイプのティーバッグを午後の一杯で試すのがいちばん失敗しにくいです。
そもそもマテ茶とは?
マテ茶は、南米原産のマテの葉や小枝を乾燥させて作る飲み物です。アルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイなどで日常的に親しまれています。
日本語では「茶」と付きますが、緑茶や紅茶と同じ茶の木ではありません。ここは最初に押さえておきたい基本です。見た目や名前だけで緑茶の仲間だと思うと、味の想像がずれます。
本場では、ひょうたん型の器と金属ストローを使って飲むイメージが有名です。ただ、初心者がそこから入る必要はありません。ティーバッグ、水出し、ペットボトルでも十分に始められます。
大事なのは、マテ茶を「健康っぽい特別な飲み物」として見るより、「個性のはっきりしたカフェイン飲料」として理解することです。そのほうが期待がずれません。
味はどんな感じ? グリーンとローストで印象が変わります
マテ茶が分かりにくく見えるのは、ひとまとめに語られがちだからです。実際は、どのタイプを選ぶかで印象がかなり変わります。
グリーンタイプは、草っぽさ、青さ、軽い苦みが前に出やすいです。ハーブのような清涼感があり、慣れるとこれが魅力になります。ただ、最初の一杯で「思ったより青い」と感じる人もいます。
ローストタイプは、焙煎した香ばしさが出ます。ほうじ茶や麦茶に近い方向の香りを感じやすく、コーヒーを飲む人はこちらから入ると失敗しにくいです。
ただし、ローストでもコーヒーそのものにはなりません。
ここは期待しすぎないほうがいいです。マテ茶はコーヒーのコピーではなく、別の魅力を持つ飲み物です。種類の違いをもっと詳しく見たい人は、グリーンとローストの違いも参考になります。
飲み方はどう違う? ホット、アイス、テレレの入口
ホットは、香りや苦みが分かりやすく、味の輪郭をつかみやすい飲み方です。まず基準を作りたいなら、ホットから入るのがわかりやすいです。
アイスや水出しは、渋みが立ちにくく、すっきり飲みやすくなります。暑い時期や食後は、むしろこちらのほうが続く人もいます。冷たくすると、コーヒーにはない軽さが出やすいです。
テレレは、冷たい水や氷で楽しむ南米の飲み方です。清涼感が強く、夏との相性がかなりいいです。マテ茶を「夏の一杯」として定着させたいなら、ここはかなり相性のいい入口です。
外ではペットボトルから試すのもありです。ただ、商品ごとに味の方向がかなり違うので、一本だけで「マテ茶は苦手」と決めないほうが正確です。
カフェインはある? コーヒーとの違いは?
あります。ここは曖昧にしないほうがいいです。
マテ茶は「お茶だから何杯でも軽い」と考える飲み物ではありません。入れ方や濃さで体感はかなり変わりますが、基本はカフェイン飲料として考えたほうが無難です。
そのため、コーヒーと比べるときは、足し算ではなく差し替えで見るほうがわかりやすいです。朝のコーヒーを飲んで、さらに午後もマテ茶を足すより、午後の一杯をマテ茶に変えたほうが、自分に合う場面が見えやすくなります。
コーヒーとの違いは、強さそのものより、味の方向と使いどころにあります。コーヒーは香りの強さと重さで満足感を作りやすい一方、マテ茶はもう少し軽く、食後や暑い日にも入れやすいです。夏場に冷たく飲みやすいのは、むしろマテ茶の強みです。
量や時間帯が気になる人は、カフェインと安全性も確認しておくと判断しやすくなります。
コーヒーの代わりとして向いている人、向かない人
### 向いている人
午後のコーヒーを別の一杯にしたい人には向いています。甘いエナジードリンクではなく、無糖で飲めるカフェイン飲料がほしい人にも合います。
また、ホットだけでなくアイスや水出しも使いたい人、季節で飲み分けたい人にも相性がいいです。家ではティーバッグ、夏はテレレ、外ではペットボトルというように、同じ飲み物でも形を変えやすいからです。
とくに、昼食後の作業前、会議前、暑い日の午後ははまりやすいです。朝の主役を奪うというより、コーヒーが少し重く感じる時間に入れると続きます。
### 向きにくい人
朝いちばんの深煎りコーヒーの重さや、強い香りの満足感を、そのまま置き換えたい人には向きにくいです。ローストでも、その役割を完全には埋めません。
また、カフェインに敏感で、飲む量や時間をかなり慎重に見たい人も、まずは足し算で使わないほうがわかりやすいです。マテ茶は追加するより、差し替えるほうが扱いやすいです。
準備を一切増やしたくない人も、本場の道具から入ると続きません。入口は手軽さ優先で考えたほうが正解です。
初心者の始め方は「一杯だけ差し替える」が正解
いきなり全部を変えないこと。ここが一番大事です。
初めてなら、午後のコーヒー一杯だけをマテ茶に変えてみてください。朝の一杯はそのままでかまいません。比較しやすく、自分に合う場面が見えやすいからです。
最初に選ぶなら、ローストタイプのティーバッグが無難です。香ばしさがあり、マグカップで手軽にいれられます。まずは説明より少し薄めから試し、濃さをあとで調整したほうが失敗しません。
冷たい飲み方が好きなら、水出しから入るのもありです。ホットでいれたときの苦みが気になる人でも、すっきり飲めることがあります。
気に入ったら、次にグリーンタイプや茶葉、本場の道具へ広げれば十分です。最初から大きな袋や道具一式をそろえる必要はありません。
よくある失敗
いちばん多いのは、コーヒーを減らさずにマテ茶を足してしまうことです。これでは自分に合う量も時間帯も分かりにくくなります。試すなら、まずは足し算ではなく差し替えです。
次に多いのは、コーヒーと同じ味を期待することです。ローストでも、土台はあくまでお茶です。似ているかどうかではなく、別の一杯として続けられるかで見たほうが正確です。
もうひとつは、最初から濃くしすぎることです。マテ茶は濃くすると苦みや青さが前に出やすくなります。薄めから入って、あとで調整したほうが印象がよくなります。
そして、最初から本場の道具をそろえてしまうのも遠回りです。文化としては魅力的ですが、入口としてはハードルが高いです。まずはティーバッグか水出しで十分です。
まとめ
マテ茶は、南米で親しまれてきた、緑茶や紅茶とは別の植物から作るカフェイン飲料です。グリーンは草っぽく、ローストは香ばしい。まずはこの違いを知るだけでも、選び方はかなり楽になります。
コーヒーの代わりとしては、朝の主役を丸ごと置き換えるより、午後の一杯を差し替える使い方が現実的です。はじめてなら、ローストタイプのティーバッグを薄めにいれてみる。それで十分入口になります。
マテ茶はコーヒーのコピーではありません。でも、コーヒーしかなかった毎日に、別の軸を足してくれる一杯ではあります。