マテ茶の味は、グリーンタイプなら草やハーブのように青く爽やかで、ローストタイプならほうじ茶や麦茶に近い香ばしさがあります。初めてなら、香ばしく特別な器具も要らないロースト系ティーバッグが入りやすいでしょう。
マテ茶は、南米で長く親しまれてきたカフェイン入りの飲み物です。原料にはイェルバ・マテ(Ilex paraguariensis)の葉を使い、伝統的には専用の器と金属ストローで楽しみます。日本ではマグカップでも始められるので、まず味、次に飲み方と選び方を確認すれば十分です。 (Encyclopedia Britannica)
まず一文でまとめると
マテ茶は、南米で親しまれてきた、ホットでもアイスでも飲めるカフェイン入りの飲み物です。ここさえ押さえれば、あとは味と飲み方、選び方の話です。 (Encyclopedia Britannica)
マテ茶という飲み物の基本
マテ茶は、煎茶や紅茶と同じように「お茶」と呼ばれていますが、原料は茶の木ではありません。モチノキ科の植物であるイェルバ・マテ(Ilex paraguariensis)の葉から作られる、別の飲み物です。緑茶や紅茶の延長で味を想像すると、実物とのギャップを感じるかもしれません。無糖で飲めるカフェイン飲料と考えると、実態に近いです。 (Encyclopedia Britannica)
日本では、マテ茶が「飲むサラダ」というキャッチフレーズで紹介されることがあります。ただ、その言葉だけで選ぶと、飲み物としての味や使い方への期待がずれやすくなります。まず知っておきたいのは、効能のイメージよりも、毎日の飲み物として無理なく付き合えるかどうかです。
気になる味の特徴
マテ茶の味わいは一つではありません。青々しさやハーブのような風味が前面に出るタイプもあれば、焙煎された香ばしさが際立つタイプもあります。前者は「草っぽい」「青臭い」と感じる人もいますが、後者はほうじ茶や麦茶に似ていて初心者でも親しみやすいのが特徴です。
「マテ茶は苦い」と決めつける前に、商品といれ方を分けて考えてみてください。苦味や渋味は、選ぶタイプと抽出方法で大きく変わります。初めての一杯でつまずきやすいのは、青々しいタイプを濃く出しすぎたときです。グリーンとローストの違いと最初のいれ方を確認すると、原因を切り分けやすくなります。
カフェインの有無
あります。マテ茶はカフェインを含むため、朝や午後の気分転換に使えます。ただし、「お茶だからカフェインが少ない」とは限りません。コーヒーや緑茶と同じく、飲む量と時間帯を意識してください。 (Encyclopedia Britannica)
一般的に、カフェインを摂りすぎると、落ち着きのなさや不眠、頭痛、めまい、動悸、不安感などの原因になることがあります。カフェインに敏感な人や、夜に飲みたい人、ほかのカフェイン飲料も併用する人は、カフェインと安全性の記事も参考にしつつ、1日の合計摂取量で考えるのが基本です。 (メドラインプラス)
本場南米での飲まれ方
伝統的なスタイルでは、乾燥させた茶葉をマテ壺(ゴード)と呼ばれる器に入れ、先端にフィルターが付いた金属ストロー(ボンビージャ)を使って飲みます。お湯は熱湯ではなく、少し冷まして落ち着かせた温度のものを使うのが基本です。本場南米では、少量の湯を何度も継ぎ足しながら、ゆっくりと味わう飲み方が一般的です。 (Encyclopedia Britannica)
冷たい飲み方もあります。パラグアイなどで親しまれている水出しのマテ茶は「テレレ」と呼ばれ、暑い時期の定番飲料です。暑い時期は冷たく、寒い時期は温かくと、季節に合わせて飲み方を変えられます。 (Encyclopedia Britannica)
日本で初めて飲む人が、本場の作法を最初から忠実に再現する必要はありません。本格的なスタイルから入ると、味を確かめる前に準備の手間が気になることがあります。まずは手元の道具で、おいしく飲めるかを試せば十分です。
日本での失敗しない始め方
初めてなら、ローストタイプのティーバッグを少量から試すと始めやすいでしょう。香ばしく、特別な器具も必要ありません。大容量の茶葉や本場の専用道具は、味が気に入ってから検討できます。
最初の一杯は、熱湯をそのまま注ぐよりも、少し冷ましたお湯を使って薄めにいれるのが無難です。本場のいれ方も「熱すぎないお湯」が基本なので、マグカップでいれる場合でもその考え方がそのまま応用できます。もし味が物足りなければ、次から少しずつ濃くしていけばよいだけです。 (Encyclopedia Britannica)
最初から青々しいグリーンタイプを長く抽出すると、風味より強い苦味が目立つことがあります。最初の印象が苦味に偏りやすいため、薄めから試してください。
マテ茶に向いている人
コーヒーとは別の無糖カフェイン飲料を探している人には、試しやすい選択肢です。朝はいつものコーヒーを飲み、午後だけ別の飲み物に替えたいときにも使えます。甘い飲み物を増やしたくない人にも向いています。
次に、季節に合わせて飲み方を変えたい人にもおすすめです。温かい飲み物だけだと夏場は敬遠しがちですし、冷たい飲み物だけだと冬場には向きません。マテ茶はホットでもアイスでも美味しく飲めるため、一年を通して生活に取り入れやすいのが強みです。冷たい飲み方に興味が出てきたら、水出しやテレレを試してみてください。
一方で、夜にカフェインを摂りたくない人や、草のような風味が極端に苦手な人は、入り口を慎重に見極める必要があります。そうした好みを無視して「体によさそうだから」という理由だけで始めても、おそらく習慣としては長続きしません。
買うときに見るべきポイント
最初に確認するのは、味の方向性、茶葉の形状、内容量の3点です。
1つ目は、味の方向性です。青々しさやハーブのような風味を試したいならグリーンタイプ、焙煎された香ばしさを楽しみたいならローストタイプを選びましょう。最初の失敗を減らしたいなら、まずはローストタイプから始めるのが安全です。
2つ目は、茶葉の形状です。ティーバッグは手軽にいれられるのが魅力で、リーフ(茶葉)は濃さや量を自由に調整できる良さがあります。初心者のうちはティーバッグで十分に楽しめます。「これからも続けたい」「自分好みの濃さに細かく調整したい」と思うようになってからリーフに切り替えても遅くはありません。
3つ目は、内容量です。いきなり大容量の袋を買わないようにしましょう。マテ茶は好みが分かれやすい飲み物なので、最初は少量のお試しサイズで十分です。自分の口に合えば大きなサイズを買い、合わなければそこでやめる。その順番で試す方が、無駄がなく合理的です。
具体的に買う段階まで進んだら、まずはマテ茶ティーバッグおすすめの選び方で最初の一袋の条件を確認してください。販売場所で迷う場合は、マテ茶はどこで買える?に、ロースト系に絞って考えたい場合はローストマテ茶ティーバッグの選び方に進むと、購入前の迷いを減らせます。
よくある思い違い
マテ茶は午後のコーヒーを替える候補になりますが、味はコーヒーと別物です。同じ味を期待すると、「思っていたものと違う」と感じやすくなります。完全な代用品というより、気分を切り替えるための別の一杯と考えるほうが、特徴をつかみやすいでしょう。
マテ茶はどうしても健康的なイメージで語られがちです。ただ、それを一番の目的にすると期待がずれます。まずは、飲み物として素直に美味しいか、毎日の生活に無理なく入るかで判断してください。飲み物は習慣として続かなければ意味がありません。
さらに、本場の道具がないとマテ茶を楽しめないというわけでもありません。伝統的な器やゴード・ボンビージャを使ったスタイルには独自の魅力がありますが、それは「これからもマテ茶を飲み続けたい」と本格的に思ってからそろえれば十分です。 (Encyclopedia Britannica)
まとめ
マテ茶は、南米で古くから親しまれてきたカフェイン入りの飲み物です。原料にはイェルバ・マテ(Ilex paraguariensis)の葉が使われています。ホットにもアイスにも向き、伝統的にはゴードとボンビージャを使います。日本では、ティーバッグとマグカップだけでも始められます。 (Encyclopedia Britannica)
初めて試すなら、少量のローストタイプのティーバッグを、少し冷ましたお湯で薄めにいれてみてください。まずは午後の休憩など、今ある習慣に入れやすい場面で一杯だけ試すと、自分に合うかを判断しやすくなります。
