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テレレとは?冷たいマテ茶の始め方と家で楽しむコツ

テレレがどんな飲み方かだけでなく、マテ茶の基本、味、カフェイン、家で失敗しにくく始める方法までわかりやすく解説します。

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13 min

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実務・運用寄り

Updated

2026年3月14日

テレレや苦くしない淹れ方まで、日常に定着させるための実用的な読み物です。

Intro

マテ茶に興味を持ち始めても、「テレレ」という言葉を聞いた瞬間に、急にハードルが高く感じてしまう人は少なくありません。そもそもマテ茶とは何なのか。テレレは単なる水出しのお茶なのか。本場南米の専用道具がないと始められないのか。こうした疑問が解消されないままだと、「なんだか珍しくて難しそうな冷たい飲み物」という印象だけで終わってしまいます。

しかし、初心者が最初に押さえておくべきなのは、もっと基本的なことです。マテ茶の原料や味の特徴、グリーンの種類、カフェインの有無、冷たくした時の飲みやすさ、そして「自宅で手軽にどう始めるか」。これらの基本がわかると、テレレが自分のライフスタイルに合うかどうかを的確に判断できるようになります。

結論から言うと、テレレとは「冷たい水や氷を使って楽しむマテ茶の飲み方」のことです。これは近年作られた単なる夏向けのアレンジレシピなどではなく、本場南米で古くから日常的に親しまれてきた、れっきとした伝統的な飲み方です。しかも、初心者が最初から本場の器や金属ストローを買いそろえる必要はまったくありません。まずは自宅にあるマイボトルやグラスを使って、手軽な冷たい一杯として試してみるだけで十分です。

この記事では、テレレの単なる用語説明で終わらせず、マテ茶そのものの基本情報を整理したうえで、味の特徴、テレレに向いている茶葉、カフェインとの付き合い方、そして自宅で失敗せずに始めるコツまでをわかりやすく解説します。

Editorial Details

この記事の確認情報

選び方や使い方を実用ベースで整理

執筆

MATE編集部

確認

MATEリサーチチーム

公開日

2026年3月4日

更新日

2026年3月14日

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テレレとマテ茶の基本情報まとめ

- マテ茶は南米原産のマテの木の葉から作られる飲み物で、緑茶や紅茶とは原料が異なります。- テレレは、そのマテ茶を冷たい水や氷を使って抽出・冷却して楽しむ伝統的な飲み方です。- マテ茶の味は、グリーンタイプだと草のような爽やかな風味、ローストタイプだと焙煎された香ばしさが前面に出ます。- テレレとして飲む場合、基本的には清涼感のあるグリーンタイプが向いています。- カフェインは含まれています。「冷たいお茶だからゴクゴク飲んでも平気」と油断しない方が安全です。- 初めて飲むなら、グリーンタイプのティーバッグや扱いやすい茶葉を使い、マイボトルで少し薄めに作って冷やすのが最も失敗しにくい方法です。

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そもそもマテ茶とはどんな飲み物か

マテ茶は、南米を原産とするマテの木の葉や小枝を乾燥させて作られる飲み物です。アルゼンチン、パラグアイ、ウルグアイといった国々では、日常的な飲料として深く親しまれています。

日本語では「茶」という言葉が付きますが、緑茶や紅茶と同じ茶の木から作られるわけではありません。ここは最初に押さえておきたい基本中の基本です。名前の印象だけで緑茶の仲間だと思って飲むと、実際の味とのギャップに驚いてしまうかもしれません。

日本では、マテ茶が「飲むサラダ」といったキャッチフレーズで紹介されることがよくあります。しかし、初心者が最初からその健康的なイメージだけで飛びつくと、かえってマテ茶の本質がわかりにくくなります。最初に知るべきなのは、素晴らしい効能の話よりも、原料や味、種類、カフェインの有無、そして自分に合った飲み方です。

要するに、マテ茶を「健康のための特別なお茶」として身構えるよりも、「個性のはっきりした南米生まれのカフェイン飲料」として捉えた方が、味への期待がブレず、長く付き合いやすくなります。

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テレレとは具体的にどんな飲み方か

テレレは、冷たい水やたっぷりの氷を使って楽しむマテ茶の飲み方です。特にパラグアイにおいては、日常の水分補給やリフレッシュの手段として非常に深く根付いています。一年を通して暑い気候の地域で、ごく自然に発展し定着してきた夏向きの定番スタイルです。

本場南米では、マテゴード(専用の器)にたっぷりの茶葉を入れ、ボンビージャ(フィルター付きの金属ストロー)を使って飲みます。器に冷たい水や氷水を何度も注ぎ足しながら、ゆっくりと長時間楽しむのが特徴です。このエキゾチックな見た目が有名なため、「テレレ=本場の道具を使った本格的なスタイル」と思い浮かべる人も多いでしょう。

ただし、日本の初心者が最初からその本格的な作法にこだわる必要はまったくありません。現在の日本では、「水出しマテ茶」と「テレレ」という言葉は、かなり広い意味で同義として使われています。厳密な定義や作法を語れば深い文化や背景がありますが、最初の入り口としては「テレレ = 冷たいマテ茶の代表的な美味しい飲み方」と考えておけば十分です。

大切なのは、本場のスタイルを完璧に再現することではありません。冷たく抽出したマテ茶の爽やかな魅力が、自分の口や生活リズムに合うかどうかを、まずはシンプルに試してみることです。

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温かいマテ茶とテレレ(冷やし)の違い

最も大きな違いは、「香りの立ち方」と「苦味や渋味の出方」です。温かいお湯でいれたマテ茶は、香りがふわりと強く立ち上り、特有の青々しさや草のような風味、そして苦味もはっきりと感じやすくなります。一方で冷水で抽出するテレレは、温度が低い分だけ味の輪郭がまろやかになり、非常にすっきりとしたクリアな印象に仕上がります。

もちろん、冷やしたからといってマテ茶の個性が完全に消え去るわけではありません。グリーンタイプ特有の青さや軽い苦味は心地よく残ります。ただ、その出方が温かい時よりもずっと穏やかになるため、ホットで飲んで「少しクセが強いな」と感じた人でも、テレレなら美味しく飲めるというケースが非常に多いのです。

この「飲みやすさの違い」は想像以上に大きいです。温かいマテ茶で挫折してしまった人でも、テレレのすっきり感なら毎日の習慣として続くことがあります。特に、気温が高くジメジメとした日本の夏場には、この飲みやすさが絶大な威力を発揮します。

外出から帰ってきて喉が渇いているとき、午後の作業の前に無糖で気分をシャキッと切り替えたいとき、甘いジュースや清涼飲料水には頼りたくないとき。こうした日常の様々な場面において、温かいマテ茶よりもテレレの方が、すんなりと生活に溶け込みやすいのです。

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テレレに向いているのはグリーン?それともロースト?

テレレを作るのに向いているのは、基本的には「グリーンタイプ」のマテ茶です。グリーンタイプが持つ草のような風味、爽やかな青々しさ、そして軽い苦味が、冷水で抽出することによってハーブウォーターのような心地よい「清涼感」へと変化するからです。本場パラグアイのテレレらしい、突き抜けるような爽快感を味わいたいなら、まずはグリーンタイプから入るのが自然な流れです。

とはいえ、ローストタイプを冷たくして飲んではいけないわけではありません。ローストタイプは焙煎された豊かな香ばしさがあるため、冷やすと麦茶や冷たいほうじ茶に近い感覚になり、日本人にとっては非常に親しみやすい味わいになります。ただ、テレレ本来の「ハーブのような爽やかな清涼感」を期待するのであれば、やはりグリーンタイプに軍配が上がります。

どちらにするか迷ったときは、「ハーブティーのようなすっきりとした爽快感が欲しいならグリーン」「麦茶のようにゴクゴク飲める香ばしさが欲しいならロースト」という基準で選ぶと失敗しません。種類の違いについてより詳しく知りたい方は、グリーンとローストの違いの記事も参考にしてみてください。

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テレレのカフェインとの付き合い方

結論から言うと、テレレにもカフェインは含まれています。この点は曖昧にせず、しっかりと意識しておきましょう。

テレレは冷たくてすっきりしているため、夏の暑い日などはつい水分補給の延長でゴクゴクと飲みたくなってしまいます。しかし、ただの水やノンカフェインの麦茶とまったく同じ感覚で大量に飲むべきものではありません。茶葉の量や抽出時間によってカフェインの濃さは変わりますが、基本的にはしっかりとした「カフェイン飲料」として扱うのが正確です。

そのため、テレレを日常に取り入れる際は、いつもの飲み物に「追加」するのではなく、「差し替え」として考えるのが安全でわかりやすいです。朝のコーヒーに加えて午後からテレレを大量に飲むのではなく、午後のコーヒーや甘いジュースをテレレ一杯に差し替えてみる。そうすることで、自分にとって無理のない適量や、心地よく飲める時間帯が見えてきます。

カフェインの摂取量や飲む時間帯による影響が気になる方は、カフェインと安全性の記事も事前に確認しておくと、より安心してテレレを楽しめるでしょう。

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初心者が家でテレレを始めるのに必要なもの

最も手軽で失敗が少ないのは、グリーンタイプのティーバッグ、または扱いやすいリーフ(茶葉)を使い、普段使っているマイボトルや大きめのグラスで冷やして作る方法です。これだけで、テレレの世界への入り口としては完璧です。

後片付けのラクさや手軽さを最優先するなら「ティーバッグ」を、抽出の濃さや味の出方を自分好みに細かく調整したいなら「茶葉」を選ぶと良いでしょう。ただ、最初の入り口の段階ではどちらを選んでも構いません。重要なのは、本場の高価な道具をそろえることではなく、「自分が無理なく、美味しく一杯を作れるかどうか」です。

外出先で手軽に市販のペットボトルのマテ茶から試してみるのもひとつの手です。ただし、市販の商品はメーカーによって味の方向性やブレンド具合が大きく異なるため、たまたま飲んだ一本だけで「テレレは苦手だ」「マテ茶は自分に合わない」と早急に決めつけないようにしてください。

もしテレレの味を気に入り、「本場南米の雰囲気まで含めて深く楽しみたい」と思うようになったら、そのタイミングで初めて専用の器やボンビージャの購入を検討すれば十分です。入り口の段階で、いきなり道具一式を買いそろえる必要はまったくありません。

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家でテレレを美味しく習慣化するコツ

テレレを毎日の習慣にするための最大のコツは、「最初から毎回作り方やアレンジを変えないこと」です。これは非常に重要です。

マテ茶を飲み始めた最初の3回くらいは、同じ種類の茶葉、同じ分量、同じ抽出時間、同じ冷やし方で繰り返し試してみてください。そうすることで、マテ茶本来の味がわかり、自分の本当の好みが見えやすくなります。「今日は濃いめに」「明日はレモンをたっぷり絞って」「次はまったく別のロースト茶葉で」と毎回条件を変えてしまうと、結局何が自分に合っていたのか、何が原因で美味しくなかったのかがわからなくなってしまいます。

もうひとつ大切なのは、「最初は薄めに作ること」です。冷たい飲み物は、味が濃すぎると飲んでいて疲れやすく、飽きが来るのも早くなります。もし味が物足りなければ、次回から茶葉の量を増やしたり抽出時間を延ばしたりして後からいくらでも調整できるので、最初は「少し軽すぎるかな」と思うくらい薄めで十分です。

グラスに氷をたっぷり入れて一気に冷やすのも手軽で美味しいですが、マテ茶の風味の輪郭をしっかりと味わいたいなら、冷蔵庫に入れて数時間ゆっくりと水出し抽出させた方が、味がまろやかにまとまりやすくなります。「本格的にいれる」という勢いよりも、「自分が毎日ストレスなく飲みやすいか」を優先して考えた方が、結果的に長く続きます。

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レモンやミントなどのアレンジについて

テレレにレモンやミントを入れてもまったく問題ありません。むしろ、グリーンタイプ特有の青臭さや草っぽさが少し気になるという人にとっては、柑橘の酸味やハーブの爽快感が加わることで、格段に飲みやすくなることが多いです。

ただし、初めて飲む「最初の一杯」から、あれこれと足してしまうのはおすすめしません。まずは何も入れずにストレートで飲んでみて、マテ茶そのものの味の方向性や風味をしっかりとつかむことが先決です。ベースとなる味がわかってから、レモンやミントで清涼感をプラスしていく方が、自分好みのベストな味に調整しやすくなります。

最初から砂糖やシロップなどの甘味までたっぷりと重ねてしまうと、「自分はマテ茶が好きなのか、それとも単に甘い味付けが好きなのか」がわからなくなってしまいます。入り口の段階だけは、できるだけシンプルな状態で味を確かめるのが失敗しない秘訣です。

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テレレが向いている人・向きにくい人

### 向いている人

午後のリフレッシュタイムに、ゴクゴクと飲める無糖の冷たい一杯を探している人にはぴったりです。甘いジュースや人工的なエナジードリンクには頼らず、すっきりと気分を切り替えられるカフェイン飲料が欲しい人とも非常に相性が良いです。

また、「夏場に温かい飲み物を飲むのはどうしても苦手」という人や、普段から緑茶やハーブティーの爽やかな香りを好んで飲んでいる人にも入りやすい味わいです。マテ茶を季節問わず一年中楽しむための習慣として、テレレは非常に強力な入り口になります。

### 向きにくい人

朝一番に飲む深煎りコーヒーのどっしりとした重厚感や、強い香りがもたらす満足感を、そのままテレレで置き換えようとする人には向いていません。テレレは非常にすっきりとした飲み口のため、コーヒーの重さを埋める役割は果たせないからです。コーヒーとの具体的な違いを含めて検討したい方は、コーヒーの代わりにマテ茶はあり?の記事も併せて読んでみると頭の整理がしやすいでしょう。

また、草やハーブのような青々しい香りが根本的に苦手な人や、カフェインに対して非常に敏感で、冷たい飲み物だとつい無意識に飲む量が増えてしまうという人も、いきなり大量に取り入れるのは避けた方が無難です。テレレはただのノンカフェインの水の代わりではなく、あくまで「冷たく抽出したカフェイン入りのマテ茶」であることを忘れないでください。

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テレレを始めるときのよくある失敗

一番多い失敗は、最初から茶葉を入れすぎて濃く抽出してしまうことです。テレレは、薄めに作った方がその爽やかさや良さがスッキリと伝わりやすい飲み物です。濃すぎるとグリーン特有の青臭さや苦味が前面に出すぎてしまい、ただ単に「飲みにくいクセの強いお茶」になってしまいます。

次に多いのが、冷たくて美味しいからといって、まるで水や麦茶のように大量にガブ飲みしてしまうことです。先述の通りテレレはカフェイン飲料ですので、摂取量や飲む時間帯はある程度コントロールする必要があります。

もうひとつは、たまたま買ったペットボトル一本や、一種類の茶葉を飲んだだけで「テレレは美味しくない」と見切りをつけてしまうことです。マテ茶は、グリーンかローストか、またはメーカーのブレンド具合によって味の印象がまったく異なります。たった一回の経験だけで選択肢から外してしまうのは非常に勿体ないです。

そして、形から入ろうとして、最初から本場南米の専用道具を一式すべて買いそろえてしまうのも、定着させるには遠回りになりがちです。文化としての魅力は素晴らしいですが、初心者の入り口としては「いれる手間」のハードルが高すぎます。まずは自宅にあるマイボトルやグラスを使って、手軽に始めるのが一番です。

最後に、最初からレモン、ミント、さらには砂糖などの甘味まで「全部乗せ」にしてしまうのも失敗しやすいパターンです。アレンジは確かに美味しくて便利ですが、マテ茶本来の基本の味がわからないまま色々と混ぜてしまうと、結局何が自分の口に合っているのかが見えなくなってしまいます。

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まとめ

テレレは、冷たい水やたっぷりの氷を使って楽しむ、マテ茶の魅力を存分に引き出す飲み方です。決して近年作られた単なる夏向けのアレンジレシピではなく、本場南米パラグアイなどで古くから愛され続けてきた、歴史ある定番のスタイルです。

マテ茶の基本をしっかりと押さえるなら、まずは原料や味の特徴、グリーンとローストの違い、そしてカフェインが含まれているという事実を知ることが大切です。その前提を理解したうえで、テレレを「冷たく抽出することで、よりすっきりと飲みやすくなったマテ茶の新しい入り口」として捉えると、非常にわかりやすくなります。

初めて試すなら、グリーンタイプのティーバッグや茶葉を使い、マイボトルやグラスを使って少し薄めに冷やして作ってみる。まずはそれだけで十分です。そのシンプルな味が気に入ったら、次のステップとしてレモンやミントを加えたり、本場の専用道具をそろえたりと、少しずつ楽しみ方を広げていけばよいのです。

温かいホットのマテ茶だけではどうしても気づけなかった爽やかな魅力が、冷たいテレレにした瞬間に急に理解できることは多々あります。夏の暑い時期に無理なく続くマテ茶の入り口として、また一年を通して気分をリフレッシュさせる一杯として、テレレは非常に優秀で魅力的な選択肢となるはずです。

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