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マテ茶とは?器具なしで始める入門|味・カフェイン・始め方を解説

マテ茶を器具なしで始めたい人向けに、そもそもの基本、味、グリーンとローストの違い、カフェイン、いれ方、失敗しにくい始め方までわかりやすく整理しました。

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始め方

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12 min

Evidence

実務・運用寄り

Updated

2026年3月14日

最初の一袋、最初の形、器具なしで始める方法まで、導入の迷いを減らします。

Intro

マテ茶に興味はあるけれど、「そもそも何のお茶なのか」「どんな味がするのか」「本場のような専用の道具がないと始められないのでは」と疑問に思い、なかなか最初の一歩を踏み出せない人は多いです。確かに、ひょうたん型の器(ゴード)や金属ストロー(ボンビージャ)の写真はとても魅力的ですが、あれはマテ茶の入り口ではなく、マテ茶を好きになってからさらに楽しみを広げるためのアイテムです。

さらに、マテ茶については「飲むサラダ」といった健康的なイメージばかりが先行し、純粋な飲み物としての基本情報が抜け落ちたまま理解されがちです。初心者が最初に押さえておくべきなのは、専用器具をそろえることよりも、原料や味の方向性、グリーンとローストの違い、カフェインの有無、そして「最も手軽な始め方」です。

結論から言うと、マテ茶は専用の器具が一切なくても始められます。ただし、「健康に良さそうだから」という理由だけで始めると、味や習慣のミスマッチから失敗しやすくなります。まずは、マテ茶を「無糖で飲める、個性のはっきりしたカフェイン飲料」として正しく理解すること。そのうえで、手軽なローストタイプのティーバッグを午後のティータイムに試してみるのが、最も失敗しにくい始め方です。

Editorial Details

この記事の確認情報

選び方や使い方を実用ベースで整理

執筆

MATE編集部

確認

MATEリサーチチーム

公開日

2026年3月3日

更新日

2026年3月14日

01

マテ茶の基本情報まとめ

- マテ茶は南米原産のマテの木の葉から作られる飲み物で、緑茶や紅茶とは原料が異なります。- 味のタイプは大きく分けて「グリーン」と「ロースト」があり、初心者にはローストの方が親しみやすいでしょう。- カフェインは含まれています。「お茶だからカフェインが少ない」と油断しない方が安全です。- 本場の専用道具がなくても十分に始められます。最初に必要なのは、ティーバッグ、マグカップ、お湯の3つだけです。- 初めて飲むなら、1日のうちの「午後の一杯」をマテ茶に差し替えてみるのが一番無理のないスタートです。

02

そもそもマテ茶とはどんな飲み物か

マテ茶は、南米を原産とするマテの木の葉や小枝を乾燥させて作られる飲み物です。アルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイといった国々では、日常的な飲料として深く親しまれています。

日本語では「茶」という言葉が付きますが、緑茶や紅茶と同じ茶の木から作られるわけではありません。この点を最初に押さえておくだけでも、味に対する想像のズレを大きく減らすことができます。

本場南米では、ゴードと呼ばれる専用の器と、ボンビージャというフィルター付きの金属ストローを使って飲むスタイルが有名です。しかし、初心者がいきなりその形から入る必要はありません。ティーバッグや水出し、市販のペットボトルでも、マテ茶ならではの美味しさや魅力は十分に味わえます。

大切なのは、マテ茶を「健康のための特別な飲料」として身構えるよりも、「個性のはっきりした日常のカフェイン飲料」として捉えることです。そうすることで、実際の味や効果に対する期待が裏切られることが少なくなります。

03

グリーンとローストで大きく変わる味わいの印象

マテ茶の味がイメージしにくいのは、「マテ茶」としてひとくくりに語られがちだからです。実際には、どのタイプを選ぶかによって味わいや印象が大きく変わります。

グリーンタイプは、草のような青々しい風味や軽い苦味、ハーブティーのような清涼感が前面に出やすいのが特徴です。飲み慣れるとそれが大きな魅力になりますが、初めての一杯で飲むと「想像以上に青臭い」と感じてしまう人も少なくありません。

一方のローストタイプは、茶葉を焙煎しているため豊かな香ばしさが楽しめます。ほうじ茶や麦茶に似た香りを感じやすく、普段からコーヒーをよく飲む人でも抵抗なく飲めるでしょう。そのため、初めてマテ茶を飲む際の入り口としては、ローストタイプの方が圧倒的に失敗しにくいです。

ただし、ローストタイプであってもコーヒーそのものの味になるわけではありません。ここを勘違いしてしまうと、期待外れに終わってしまいます。マテ茶はコーヒーの代用品ではなく、独自の魅力を持つ全く別の飲み物です。種類の違いについてより詳しく知りたい方は、グリーンとローストの違いの記事も参考にしてみてください。

04

マテ茶とカフェインの上手な付き合い方

結論から言うと、カフェインは含まれています。この点は曖昧にせず、しっかりと理解しておきましょう。

マテ茶は、「お茶だから何杯飲んでも体にやさしい」と決めつけてよい飲み物ではありません。いれ方の濃さや抽出時間によって体感は変わってきますが、基本的にはしっかりとした「カフェイン飲料」として扱うのが無難です。

そのため、初めてマテ茶を試すときは、いつもの飲み物に「追加」するのではなく、「差し替え」として考えるのが正解です。朝のコーヒーはそのままで、午後にもマテ茶を足して飲むのではなく、午後のコーヒーをマテ茶に差し替えてみてください。そうすることで、自分に合った適量や最適な時間帯が自然と見えてきます。

また、夜遅くに飲むよりも、まずは昼食後や午後の作業前に試す方が、睡眠への影響などを気にせずに済みます。カフェインへの耐性が気になる方は、カフェインと安全性の記事も併せて確認しておくと、より安心して判断できるでしょう。

05

器具なしで始めるために必要な3つのアイテム

「本場の道具がないと飲めないのでは」と心配する必要はまったくありません。器具なしで手軽に始めるなら、最初に用意するものは以下の3つだけです。

- ローストタイプのマテ茶のティーバッグ - 普段使っているマグカップ - お湯

たったこれだけで十分です。温度設定ができる電気ケトルがあればなお便利ですが、決して必須ではありません。

逆に、最初の段階では買わなくていいものもあります。たとえば、本場南米の専用道具一式、大容量の茶葉の袋、複数の味がセットになった飲み比べパックなどです。気分は盛り上がりますが、もしマテ茶の味が口に合わなかった場合や、いれる手間が面倒になった場合に、無駄になってしまう可能性が高いからです。

ゴードやボンビージャといった専用道具には独自の魅力がありますが、それが必要になるのは「マテ茶の味そのものを気に入り、もっと本格的に楽しみたくなってから」です。ゴードやボンビージャの購入は、マテ茶が毎日の習慣としてしっかり定着してから検討すれば十分間に合います。

06

最も簡単で失敗しないマテ茶のいれ方

いれ方の手順は非常にシンプルです。

1. マグカップにティーバッグを1包入れます。2. 沸騰した熱湯をそのまま注ぐのではなく、少しだけ冷まして落ち着かせたお湯(80℃前後)を注ぎます。3. 最初は抽出時間を短め(1〜2分程度)にして薄めに作り、味が物足りなければ次回から少し長めに置くようにします。

ここでの一番のポイントは、「最初から濃くいれすぎないこと」です。マテ茶は濃く抽出すると、特有の苦味や青臭さが前面に出やすくなります。薄ければ後から抽出時間を延ばして調整できますが、一度濃く出すぎてしまった強い味の印象を拭い去るのは難しいからです。

もし飲んでみて「苦い」と感じたら、それはマテ茶自体が苦手なのではなく、単にお湯の温度が高すぎたか、ティーバッグを長く置きすぎただけの可能性が高いです。

また、最初の数回は、砂糖やレモンなどを加えずにストレートで飲むことをおすすめします。まずはマテ茶本来の素の状態で、ローストの香ばしさやグリーンの風味を確かめた方が、自分の好みに合っているかどうかを正確に判断しやすくなります。

07

ホット・アイス・水出しで変わる多彩な表情

マテ茶の面白いところは、同じ茶葉でも温度や飲み方を変えるだけで印象がガラリと変わることです。

ホットでいれると、マテ茶本来の香りや苦味の輪郭がはっきりと感じられます。まずは「マテ茶とはどんな味か」の基準を作りたいのであれば、ホットから始めるのが一番わかりやすいでしょう。

アイスや水出しにすると、渋味が抑えられて非常に軽やかでスッキリとした飲み口になります。暑い季節や食後の一杯としては、むしろこちらの飲み方の方が習慣化しやすいという人も多いです。冷やすことで、コーヒーにはないマテ茶特有の爽やかさが引き立ちます。

さらに夏場におすすめなのが、冷水やたっぷりの氷を使って楽しむテレレという南米の伝統的な飲み方です。マテ茶を「夏の定番飲料」として生活に取り入れたいなら、このスタイルは非常に強力な入り口になります。

08

器具がなくてもマテ茶の魅力は十分に味わえる

マテ茶の本当の魅力は、本場の専用道具を使ったときにだけ感じられるものではありません。仕事の合間に香ばしいローストマテをホットで飲んでホッと一息つく。暑い夏の日に水出しのグリーンマテをごくごくと軽く飲む。いつもの午後のコーヒーを、少し気分の変わるマテ茶に差し替えてみる。こうした「日常への自然な溶け込みやすさ」こそが、初心者が最も感じやすいマテ茶の魅力なのです。

しかも、ひとつの飲み物でありながら、季節に合わせて柔軟に表情を変えられます。寒い冬はホットで、暑い夏はアイスやテレレで。コーヒーほど重厚ではなく、緑茶ほど日常的すぎない。その絶妙なポジションに、自分なりの新しいリフレッシュの軸を作れるのが、マテ茶の最大の良さと言えます。

09

マテ茶に向いている人と向きにくい人

### 向いている人

午後に飲むコーヒーを別の飲み物に差し替えたいと考えている人にはぴったりです。また、甘いエナジードリンクには頼らず、無糖で気分を切り替えられるカフェイン飲料を探している人にも非常によく合います。

さらに、ホットだけでなくアイスや水出しなど、季節や気分に合わせて飲み方を工夫したい人にもおすすめです。まずは専用の器具を増やさずに、手軽なティーバッグから試してみたいという人にとっても、マテ茶は非常に始めやすい飲み物です。

特に、昼食後のリフレッシュや会議の直前、そして暑い夏の午後などはマテ茶の魅力が最大限に活きる場面です。朝一番のメイン飲料としてではなく、コーヒーだと少し重たく感じる時間帯に取り入れると、習慣として長く続きやすいでしょう。

### 向きにくい人

朝一番に飲む深煎りコーヒーのどっしりとした満足感や強い香りを、そのままマテ茶で代用しようとする人にはあまり向いていません。たとえローストタイプであっても、コーヒーの役割を完全に果たすことは難しいからです。

また、カフェインの摂取を極力控えたい人や、夜のリラックスタイムに飲むお茶を探している人にも、マテ茶は不向きです。

もうひとつ、最初から本場南米の雰囲気や道具一式をすべて完璧にそろえようとする人も、気合が空回りしてしまいがちです。マテ茶は、形から入るよりも「日常の習慣」から入った方が確実に長続きします。

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初心者が失敗しない始め方は「午後の一杯の差し替え」

いきなり毎日の飲み物をすべてマテ茶に変えようとしないこと。これが習慣化するための鉄則です。

初めてマテ茶を飲むなら、午後に飲んでいるコーヒーや甘いジュースの「一杯だけ」をマテ茶に変えてみてください。朝のルーティンまで無理に変える必要はありません。そうすることでいつもの飲み物との違いがわかりやすくなり、自分に最適なタイミングも自然と見えてきます。

最初の1週間は、以下のようなステップで進めるのがおすすめです。

1. **1〜3日目**: ローストタイプのティーバッグを使い、ホットで少し薄めにいれて試す。2. **4〜5日目**: 抽出時間を少しだけ変えてみて、自分が一番美味しく感じる濃さを探る。3. **6〜7日目**: アイスや水出しなど冷たい飲み方にも挑戦し、自分のライフスタイルに最も合う形を見つける。

この1週間で特に違和感なく飲めたなら、次のステップとしてグリーンタイプを試したり、リーフ(茶葉)を買ってみたり、本場の専用道具を検討したりと、徐々に楽しみ方を広げていけば十分です。最初からすべてを完璧にそろえる必要はありません。

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マテ茶を始めるときのよくある失敗

一番多い失敗は、普段飲んでいるコーヒーの量を減らさずに、そのままマテ茶を追加してしまうことです。これではカフェインの過剰摂取になりやすく、自分に合った適量や飲むタイミングも掴みにくくなります。試す時は「足し算」ではなく「差し替え」を強く意識しましょう。

次に多いのが、マテ茶にコーヒーとまったく同じ味を期待してしまうことです。ローストタイプであっても、ベースはあくまでお茶です。「コーヒーに似ているか」ではなく、「コーヒーとは別の一杯として日常に取り入れられるか」という視点で判断した方が正確です。

もうひとつは、最初から熱湯で濃く抽出しすぎてしまうことです。マテ茶は濃さの調整を間違えると、本来の魅力よりも特有の苦味や青臭さが前面に出てしまいます。最初は少し薄めにいれてみて、後から好みの濃さに調整していくのが美味しく飲むコツです。

さらに、最初から専用道具を買いそろえようとするのも、定着させるには遠回りになりがちです。南米の伝統文化としての魅力は素晴らしいですが、初心者の入り口としてはハードルが高すぎます。まずは手軽なティーバッグと使い慣れたマグカップで十分です。

そして、夜遅い時間に初めて試すのも避けた方が無難です。純粋な味の評価よりも、「カフェインで眠れなくなった」というネガティブな印象だけが強く残ってしまう可能性があるからです。

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まとめ

マテ茶は、南米で古くから親しまれてきた、緑茶や紅茶とは異なる植物から作られるカフェイン飲料です。グリーンタイプは爽やかな草の風味、ローストタイプは焙煎された豊かな香ばしさが特徴です。まずはこの基本的な違いを知っておくだけでも、自分に合ったマテ茶選びがグッと楽になります。

そして、マテ茶を始めるために特別な器具は一切必要ありません。最初に用意すべきなのは、ローストタイプのティーバッグ、いつものマグカップ、そしてお湯の3つだけです。本場らしいゴードやボンビージャは、マテ茶の味を好きになり、もっと本格的に楽しみたくなってからそろえれば十分です。

初めて試すなら、午後の一杯だけをマテ茶に差し替えてみる。ローストタイプを少し薄めにいれて、ホットで飲んでみる。これだけで、マテ茶の世界への入り口としては完璧です。マテ茶は、準備や気合を重くしすぎない方が、その本当の魅力が見えやすい奥深い飲み物なのです。

Next Step

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