Yerba Mate — Complete Guide
マテ茶は Ilex paraguariensis の葉から作る南米の伝統飲料。
カフェインを含み、ホットでもテレレでも飲まれます。
作用の中心はカフェインで、抽出条件によって量は変動します。
マテ茶は南米原産の植物 Ilex paraguariensis の葉を使った伝統飲料。カフェインとポリフェノールを含みますが、作用の中心はカフェインで、成分量は抽出条件によって大きく変わります。
アルゼンチン、ブラジル、パラグアイ、ウルグアイなどで、数百年にわたって日常的に親しまれています。
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31〜78mg
覚醒に関わる主要成分。作用の中心はカフェインで、抽出条件で大きく変動
クロロゲン酸類
成分の存在と臨床効果は別。コーヒーにも多いクロロゲン酸が主な成分群
0.3〜0.9%
苦味や泡立ちに関与。ヒトでの機能性評価は研究段階
Why Mate
マテ茶はカフェインを含むため、眠気対策の選択肢になります。量は抽出条件で大きく変わるため、総摂取量で管理が必要です。
約31〜78mg
カフェイン / 1杯(約200mL)の目安
クロロゲン酸類などを含みます。ただし、含有そのものと臨床的な健康効果は分けて読む必要があります。
成分あり
クロロゲン酸類など
伝統式だけでなく、ティーバッグや冷たいテレレでも始められます。味の好みと手間で選ぶのが現実的です。
3
始めやすいスタイル
Comparison
マテ茶・コーヒー・緑茶・紅茶・エナジードリンクを
主観評価を減らし、数値と条件を中心に比較
| 評価軸 | マテ茶 Yerba Mate | コーヒー Coffee | 緑茶 Green Tea | 紅茶 Black Tea | エナドリ Energy Drink |
|---|---|---|---|---|---|
| カフェイン量(参考値) | ○約31〜78mg / 200mL | ○抽出条件で大きく変動 | ○製品・抽出条件で変動 | ○製品・抽出条件で変動 | ○製品差が大きい |
| 砂糖なしのカロリー | ○ほぼ0 | ○ほぼ0 | ○ほぼ0 | ○ほぼ0 | ○無糖かどうかで大きく変わる |
| 主な飲み方 | ○ホット / テレレ / 伝統式 | ○ホット / アイス / ラテ | ○湯出し / 水出し | ○ストレート / ミルク | ○缶・瓶が中心 |
| 比較時の注意点 | ○温度と総カフェイン量の管理が前提 | ○焙煎・抽出で味と量が変わる | ○茶種と抽出条件で差が出る | ○茶葉と抽出条件で差が出る | ○糖分・香料・カフェイン量は商品依存 |
Types
すっきり爽やか・草木系の香り ・ 水色:黄緑色
香ばしく飲みやすい ・ 水色:茶褐色
Evidence
エビデンスの強さを A〜D の4段階で評価。
A=確かな根拠 / B=ある程度 / C=限定的 / D=研究段階
眠気軽減や覚醒の根拠の中心は、マテ茶に含まれるカフェインによる一般的な作用です。『マテ茶が他のカフェイン飲料より穏やかで長く効く』までは確認されていません。
RCTのメタ解析では、食後血糖・HbA1c・HOMA index で改善シグナルが報告されています。ただし研究数は少なく、空腹時血糖では有意差がありません。
個別研究の報告はある一方、RCTメタ解析全体では total cholesterol / triglycerides / HDL-C / LDL-C に有意差は示されていません。
BMI と腹囲はメタ解析で有意差が確認されていません。体脂肪率や脂肪量の報告はあるものの、減量の主役として断定できる段階ではありません。
クロロゲン酸類やサポニンの含有は確認されていますが、『抗酸化 = 健康効果』と単純化はできません。臨床指標での評価はまだ限定的です。
What You Need
3つのスタイルから選ぶだけ。
ティーバッグ派
必須 ティーバッグ(ロースト or グリーン)まずはローストが入りやすい | 商品により異なる |
必須 マグカップ普通のカップで十分 | 家にあるものでOK |
任意 電気ケトル(温度調整付きだと◎)温度調整機能があると便利 | 製品により異なる |
伝統式セット
必須 マテ壺(グアンパ)初心者はステンレスか陶器が手入れしやすい | 製品により異なる |
必須 ボンビージャ(金属ストロー)先端にフィルターが付いた専用ストロー | 製品により異なる |
必須 茶葉(イエルバ・マテ)最初は少量からでもよい | 商品により異なる |
必須 電気ケトル(温度調整付き)沸騰させた直後ではなく、70〜80℃程度で使う | 製品により異なる |
任意 温度計ケトルに温度表示がなければあると安心 | 製品により異なる |
任意 茶葉保管用の密閉容器500gの茶葉を湿気から守る用 | 製品により異なる |
冷たいマテ派
必須 茶葉(イエルバ・マテ)グリーン(ノンロースト)がテレレ向き | 商品により異なる |
必須 タンブラー or 大きめグラス500mL以上がおすすめ | 家にあるものでOK |
必須 茶こし付きボトル or ボンビージャ茶葉を濾せればどちらでもOK | 製品により異なる |
必須 氷たっぷり使う | ― |
任意 ミント・レモン爽やかさアップ | ― |
Recommendations
レビュー・購入実績が豊富な定番茶葉
日常使いしやすい定番ティーバッグ
そのまま飲める手軽な持ち運びタイプ
伝統式を始めるための茶器セット
Getting Started
初めてなら、ローストマテのティーバッグがおすすめ。飲みやすく、器具も不要。
75〜80℃のお湯をカップに注ぎ、ティーバッグを入れて2〜3分蒸らすだけ。
口に入れる時は65℃未満を目安に。好みで蜂蜜やレモンを加えても。
How to Brew
5つの方法から、あなたに合ったスタイルを
分量目安:1袋/カップ
用意するもの
手順
Authentic Style
南米の本場では、マテ茶は日本人が想像する以上にたっぷり茶葉を使い、ゴード(マテ壺)とボンビージャで繰り返し飲みます。複数回お湯を注ぎ足して飲むのが特徴です。
ゴードの2/3〜3/4まで茶葉(イエルバ・マテ)を入れる。日本人の感覚では「入れすぎ」に見えるが、これが正しい量。
ゴードの口を手のひらで覆い、ひっくり返して軽く振る。細かい粉が上に集まり、天然のフィルター層になる。
ゴードを45度に傾け、茶葉を片側に高く寄せる。この傾斜を「モンターニャ(小さな山)」と呼ぶ。
山の低い側(谷)に常温の水を少量注ぎ、茶葉を膨らませる。山の高い側は乾いたまま残す。
湿らせた谷の部分にボンビージャを差し込む。一度差したら大きく動かさない。
70〜80℃のお湯を谷側に注ぐ。山の乾いた部分は「予備」として残し、リフィルごとに新しい風味を引き出す。
70〜80℃を目安に。熱すぎると苦味が出やすく、飲用時は65℃未満まで冷ます
同じ茶葉に何度かお湯を注ぎ足して飲める。味が抜けた状態を「ラバード(洗い流された)」と呼ぶ
一度差したら動かさない。動かすと微粉が詰まり吸えなくなる
お湯は常に谷側に注ぐ。山を崩すと全体が一度に抽出され、すぐに味が薄くなる
セバドール(注ぎ手)が最初の一杯を飲む
最初の一杯は苦すぎる場合があるため、品質チェックを兼ねる
「グラシアス(ありがとう)」=「もう結構です」
まだ飲みたい場合は何も言わずにゴードを返す。お礼を言うと打ち止め
ボンビージャに触らない
動かすのはセバドールだけの権限。触ると詰まりや風味劣化の原因
全部飲み切ってから返す
ズズッと音が出るまで飲み切る。これは失礼ではなく正しい作法
FAQ
マテ茶を始める前に
知っておきたいこと。
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